保険事故処理のコストダウン。「お客様良し」「保険代理店良し」「保険会社良し」ドライブレコーダーは三方良しの優れもの。

このサイトでは営業手法の一環として、お客様に役立つような事故の話などもしていこうと思います。
今回はドライブレコーダーの推奨についてお話しします。

以前、当社のブログにも書きましたので、もしご興味あればご覧になって頂ければ幸いですが、近年下記の背景などから事故後のトラブルが多くなってきました。

  1. 平成25年の等級制度の改定に伴う、過失割合交渉の長期化
  2. 保険未加入者との事故による損害金の支払い不能
  3. 高齢者ドライバーとの事故による双方の主張の食い違い

以上が主な内容になります。

  1. については、損保代理店の方なら良くご存知かと思いますが、自動車保険の保険料を決める等級制度に事故有期間というものが設けられ、自動車保険を利用すると保険料がかなり高くなります。そうすると保険を使用しない過失割合まで交渉して欲しいという要望が入ります。相手も状況は同じなので、当然過失交渉は長期化してしまいます。
  2. については、感覚として若年層や高齢者の年金生活者などに最近は多く見られます。
  3. については、高齢者のドライバーは思い込みが激しいケースが多く、信号無視をしても「信号が青だった」とか、高齢者ドライバーがセンターラインを越えてきてミラー同士が接触した事故でも、高齢者は気づかずそのまま過ぎ去るなど、ニュースで騒がれるような大きな事故だけではなく、小さな事故でトラブルになるケースも増えております。

 


このような状況の中、ドライブレコーダーの映像が大きな決め手になる場合が増えています。

  1. については、過失の割合を決める上で、本当に双方の主張が間違いないかドライブレコーダーで検証できます。
  2. については、保険未加入者から損害金を回収できる訳ではないですが、例えば相手が当て逃げした場合には、映像でナンバーが確認できれば相手を特定できます。また、相手が損害金を払いたくないので強引な主張をしてきた場合でも、映像で相手の主張が正しいかどうか判断できます。
  3. については、高齢者ドライバーの思い込みかどうかも映像が決め手となり相手を納得させることができます。

以上のようにドライブレコーダーはお客様のためにもなりますが、過失交渉や犯人捜しなどの手間も省けるので、代理店側にも保険会社側にもメリットがあります

個人的には、保険会社の事故担当者も相当楽になるので、コストダウンにつながるという意味でもドライブレコーダー割引があっても良いのではないかと思うぐらいです。代理店として上記の内容をお客様に投げかけると、大抵の方は興味をもって聞いてくださいます。

応用編としては、取引先や今後取引をしたい自動車整備工場や、電装関係でドライブレコーダーを多く販売したいと考えている会社さんにお客さまを紹介する良い機会にもなります。
是非ご参考にしてください。