保険営業マンとしてもビジネスマンとしても超脱帽。得意分野がやたらとある人のスキル習得術。

今回は仕事のスキル、業務効率についてお話します。

突然ですが質問です。

あなたは自分の仕事で得意なものありますか?

反対に不得意なものありますか?

 

殆どの方はどちらもあるかと存じます。私も当然あります。私の場合、得意なものは以下のようなことがあげられます。

  • お客様が興味のありそうな情報を見つけてそれを提供してお客様から喜ばれること
  • DMなどのチラシを作ること
  • 新しいコミュニティなどで人と仲良くなること

反対に不得意なものは以下のようなことです。

  • 細かいチェックを伴う事務手続き
  • お客様の結論を急がせること

お客様の結論を急がせることについては「当然、結論はこちら都合で急がせてはダメだろ」という指摘もあるかもしれませんが、これは無理にこちら都合でお客様に結論を出させるといったケースの話ではなく、お客様が契約するかどうかはっきりしない様子の時に押しの一手を入れることが不得意ということです。

前置きが長くなりましたが、あなたの周りにもこういう方はいないでしょうか。
「この人どんだけ自分一人で出来るんだよ。」
「どんだけ得意分野があるんだよ。」
という方です。

 

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つい最近始めてお会いしたお客様でそういう方がいました。

その方はある施設をこれから作られるのですが、ご自宅に伺ったらギターや三味線、お香や木工道具など色々な道具がおかれてました。私が伺うなり出てきたコーヒーも、一般の人では手に入らない豆を仕入れ、煎れ方にもこだわってました。

自家製のピザ釜でピザを作ったり、これから作る施設の看板をご自身で木材を仕入れ掘って作る予定で、自動車の修理も簡単なことであれば出来る腕前。「いったいどれだけ得意分野があるんだよ!」と思わず心の中で叫びました。ちなみにギターは教室をやっているほどの腕前です。

どうやってそこまでのスキルを身につけたのか聞いてみたところ、「それについて詳しい人と仲良くなるだけです」という答えでした。以前にも知り合った仕事のスキルが異常に高い人も同じように「それに詳しい人をブレーンにする」と言っていました。

自分自身で全てを行わずに、人が身につけた情報や経験を取り入れることで、一つのスキルの上達スピードを上げることが大事。これを重ねることでいくつものスキルを身につけられるという事に気づきました。

私は自分の得意分野であれば、人に頼らず自分自身で情報を集め、自分で試してみて少しずつスキルを高めるという性格なので「詳しい人と仲良くなる」という発想がなかったのです。しかし、これでは一つのスキルを習得するのに時間が掛かってしまい多くのスキルを身につけることはできません。

また、不得意な分野については無理に改善しようとしても限界があります。なぜ不得意になったのかというのは、突き詰めてみると自分自身の性格、生き方に通じる場合があります。それを改めるというのは容易ではありません。

仕事にとって大きなマイナスになる不得意な面は当然改善しなければなりませんが、それ以外の部分については、自分だけで改善することに時間をかけるより「人に頼ること」が大事なのではないでしょうか。

自分にとって得意なもの・不得意なもの、これをリスト化してそれに対して詳しい人と仲良くなる、依頼する。そうすることで業務が大幅に効率良くなるのではないでしょうか。