保険代理店としてのキャンペーンの捉え方。

こんにちは。

 

保険代理店において、
多くの方が保険会社からのキャンペーンや、
年度ごとの販売施策などを自社の、
営業目標などにされているところも多いかと思います。

 

当社もその一つではありますが、
最近それについても、
少し疑問を持つようになりました。

 

以前よりわかってはいたことですが、
その気持ちが強くなったという所でしょうか。

 

それは、
保険会社のキャンペーン数字や、
販売施策の数字は、
必ずしも保険代理店の成功と一致しない。

 

ということです。


例えば損害保険で申しますと、
キャンペーン・施策ともに、
増収・増益をバーにすることは、
当然だと思います。

 

しかし、自動車保険の新規契約数や、
自賠責保険件数、
早期更改率などを、
盛り込むことがあります。

 

これはいかがなものかと思います。

 

ご存じのように、
自動車保険の契約は競争の激化で、
伸ばすことは至難の業です。

 

仮に伸ばしたところで、
翌年どこまで継続できるか、
既存のお客様が、
この先も変わらず契約してもらえるのか、
その点が疑問です。

 

確かに保険会社にとってみれば、
保険売上高で自動車保険は一番大きなウエイトを占めます。

 

そのため自動車保険新規を取ってほしいと
言う気持ちも分かります。

 

しかし、それはあくまで保険会社の視点であり、
保険代理店目線からすると、
飽和状態・競争激化の自動車保険を、
必死に取ったところで、
先が見えません。

 

また、自賠責保険の新規獲得も、
集金対応や、車検前のアポイント前に連絡をして、
手続きしないと自賠責保険を車検先に切られることも
多々あります。
管理の手間が多い作業です。

 

例えば自動車販売会社さんなどであれば、
この施策を目標にしても良いと思いますが、
独立の代理店としては、
効率が悪いものになります。

 

なので、あえてキャンペーンなどは、
もう捨てても良いのかな。
(これ保険会社の人見てたら怒るだろうなぁ)

 

それよりも代理店として、
関係を強化したい取引先や、
商品などにもっと重点を置くことの方が、
よっぽど大事だと思います。

 

また、施策に縛られるあまり、
お客様をないがしろにしたり、
もっと深く時間をかけて接すれば、
更なる案件を生むのに、
目先の利益を優先して結果マイナスになることもあります。

 

自社がこの先どの方向に向かうのか。

 

お客様とどのように接するのか。

 

この二点からしっかりと考えて、
保険会社の施策やキャンペーンに臨むべきかと思います。

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