保険代理店の永遠のテーマ「事故対応」について~その2~
こんにちは。
前回からの続きを書きます。
前回、保険代理店の強み・差別化の
大きな要因となっていた、
事故対応
について、これだけでは
強み・差別化は図れない時代になってきた
という話をしました。
それでは弊社は事故対応第一主義から、
どう脱却を試みているのか。
それは、
会社の総合力を強み・差別化にする
ということです。
多くの代理店の場合、
事故対応については、
営業担当が契約者に携帯電話・もしくは会社の電話にかけても
すぐに「○○さんいますか?」と
聞かれ、すぐに営業担当に代わって、
営業担当が事故対応を自ら行う形がほとんどです。
メリットとしては、
お客様は営業担当者と日ごろ多く接しているので、
知らない社員よりは自分の担当者に話しかけやすく、
事故の相談などにもストレスを感じません。
営業担当としてもお客様とより信頼関係を深めたいと
事故対応などは一生懸命頑張ります。
しかし、デメリットとしては、
営業担当一人の負担・裁量があまりにも大きいので、
その担当者一人の評価が会社全体の評価になりかねないことです。
担当者も常に電話に出れる場所にいるわけではございません。
例えば接客中や研修中、
休日、病気療養中などいろんな場面で
電話に出れなくなる可能性がございます。
お客様は会社の連絡先よりも
担当者の携帯番号に連絡を入れる場合が多いです。
その結果、やむ終えず携帯に出れないとしても、
お客様にしてみれば大事な時に携帯に出てくれない。
と不満を感じてしまう場合があります。
また、担当者にしても終業後、
休日に携帯に連絡が入ると
心が休みません。
経営者ならまだしも、
普通の社員にそこまで拘束をしてしまうと、
大きなストレスになる可能性が高いです。
前回記載したように、
どの代理店も事故対応に対して自信・強みで勝負しています。
同じ土俵で勝負をしている中で、
これ以上事故対応を自社の強み差別化として、
洗練するにはマンパワー&事故対応スキルを極める、
という結論になってしまいます。
しかし、マンパワーを高めるには、
社員を増やす、現社員に事故の対応の経験を増やす、
という選択肢になります。
しかし、社員を増やすにしても、
売上が上がらない限り固定費は上げられません。
現社員の事故対応を増やすとしても、
契約者の数が増えない限り事故は増えませんし、
事故対応を多くさせるとストレスにつながりかねません。
私はこう考えます。
もう事故対応での勝負辞めませんか。
それよりも会社全体として、
事故対応を誰でもそつなくこなせるようにして、
事故対応を担当者任せにするのではなく、
会社全体で対応する形に持っていく事で、
担当者任せの事故対応から脱却できます。
こんなことを書くとこのような声が聞こえます。
「そんなの口では簡単に言えるけど、
実際にほかの社員、特に女性スタッフはやってくれる訳がない。」
「会社に連絡をさせるようになったら、
事故現場に行くことができないじゃないか。」
「それではお客様の期待する事故対応にならないのではないか」
などの声が聞こえてきます。
このような質問に次回答えてまいります。
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